熊本音楽短期大学/第7回電子オルガンコンサート
第4回電子オルガンワークショップin熊本
盛会裡のうちに終了!
第7回を迎えた熊本音楽短期大学電子オルガンコンサートは、「電子オルガンの可能性を求めて 〜21世紀へのメッセージ〜」をテーマに6月17日(土)熊本市産業文化会館ホールにおいて、雨模様の天気にも関わらず超満員の聴衆の中無事終了しました。このコンサートは学内オーディションによって選ばれた電子オルガン専攻の学生・卒業生らと、教員を中心として、熊本音楽短期大学女声合唱団カンマーコール及び男声合唱団や熊本音楽短期大学管弦楽団も出演し、電子オルガン主任で企画・音楽監督の出田敬三(熊本音楽短期大学副学長・教授)のもと、クラシック音楽からミュージカルや現代曲まで幅広いジャンルを選曲し、様々な演奏形態で電子オルガンのこれからの可能性を追求したコンサートです。また、このコンサートに先立ち行われた第4回電子オルガンワークショップ(於/熊本市国際交流会館)も、「オペラにおける電子オルガンの可能性を探る 〜アジア諸国のオペラ活動を通して〜」をテーマに全国各地はもとより、韓国、台湾からも関係者が参加し事例発表や活発な意見交換等を行いました。
〔第7回電子オルガンコンサート〕
2000.6.17(土)熊本市産業文化会館ホール
〔第一部〕
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【管・弦・打楽器との融合】 ○祝典序曲 Op.96…D.ショスタコービッチ作曲 ○ワルツ「金と銀」…F.レハール作曲 電子オルガン/ 祝典序曲:森 亜紀子、於保智佳子、吉丸梨恵 金と銀:森 亜紀子、黒本祐子、中島理絵 ハープパート/牛島沙由里、山口芽久美 管弦楽/熊本音楽短期大学管弦楽団 指揮/山田隆彦(熊本音楽短期大学講師) |
電子オルガン3台と熊本音楽短期大学の教員・学生による管弦楽団との融合です。 |
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【電子オルガンアンサンブル】 〜J.S.バッハ没後250年によせて〜 ○主よ人の望みの喜びよ…J.S.バッハ作曲 −カンタータ第147番「心と口と行いと生活で」より− 電子オルガン/小佐々順子、久保田裕子、蘓木千津子 |
電子オルガン3台によるアンサンブル。 |
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【ミュージカル 〜声との融合】 ○ミュージカル「レ・ミゼラブル」(ハイライト) C.M.シェーンベルグ作曲 ジャベール/バルジャン: 電子オルガン 合唱/熊本音楽短期大学女声合唱団カンマーコール 打楽器:熊本音楽短期大学パーカッションセクション 指揮・演出:出田敬三 |
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声との融合。電子オルガン3台と打楽器(熊本音楽短期大学打楽器専攻学生)、ソロ、合唱によるアンサンブル。 |
〔第2部〕
【現代音楽 〜華道との融合】
○電子オルガンのための「華」〔新作・初演〕…出田敬三作曲
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創作/内山恵美瞳(花芸安達流) 創作補佐/二宮まみ瞳、重松智瞳 電子オルガン/日野徳子(熊本音楽短期大学専任講師) |
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この演奏会の為に出田敬三教授が書き下ろした作品。ソロの電子オルガン演奏の中、内山恵美瞳氏がその場で花を生けていきます。 |
−作曲者のことば− 人の生涯はよく花にたとえられる。 大地より芽が出て育まれ、花が開き、実を結び、やがては土へと帰る… 思えば、自然界に生ある者はすべてこの循環を繰り返す。 満開の花の美は一瞬で、後には散りゆく哀しさが残る。失われた美は二度と戻らない。それ故に私たちは、その儚さを愛するのだろうか。 竹林の木洩れ日の中で、独り静寂の時を過ごすと、現実の世俗の世界から非現実な回想と幻想の世界へと導かれる。 その中では花々が実に様々なドラマを展開する。 創作生け花と電子オルガンとの融合。 日本の伝統文化である華道と現代における最先端のハイテクノロジーによる新しい音空間の創造を追求した。 |
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【ピアノ・管弦打楽器・合唱・映像との融合】 〜21世紀へのメッセージ〜 ピアノ/大石陽子 電子オルガン/ 合唱/熊本音楽短期大学女声合唱団カンマーコール 指揮/出田敬三 |
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電子オルガン6台、ソロピアノ、管弦楽、合唱による大編成の演奏。またこの曲の演奏中、客席下手側壁面に20世紀の出来事を抽象的に表したスライドによる映像を写し出しました。 |
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第7回電子オルガンコンサート 企画・音楽監督/出田敬三 熊本音楽短期大学教授 作曲・電子オルガン主任 |
【指導スタッフ】 電子オルガンコンサート音楽指導 出田敬三、日野徳子、上田愛彦、山田隆彦、柏尾剛徳、川畑 博、桑原理恵 本学電子オルガン教員陣 出田敬三、森下絹代、日野徳子、岩木和子、庄野俊治、陣内美紀子、脇山 純 |
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【スタッフ】 美術/野田英二(メジャー・ビジュアル・プリジェクト) 照明/英 正(松崎照明研究所in九州) 音響/上野 敬(音楽工房) 渉外/甲斐田鶴子 バックステージ/牧本祐輔、近藤治道 スクリプト/桑原理恵、日野徳子 ライブラリー/山田隆彦 舞台監督/尾上知久 資料提供/熊本音楽短期大学音楽研究所 |
〔第4回電子オルガンワークショップin熊本〕
−オペラにおける電子オルガンの可能性を探る−
〜アジア諸国のオペラ活動を通して〜
2000年6月17日(土)熊本市国際交流会館
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挨拶/出田憲二(熊本音楽短期大学学長)、江藤守總(九州女子短期大学学長) 基調講演/佐藤克明(音楽評論家) ゲスト/張 秀東(韓国・第2回ソウル室内オペラフェスティバル実行委員会会長) 辛 柱昌(韓国・DARIアーツマネージメント主宰) 郭 宗ト(台湾・東海大学ピアノ科教授) 陳 思照(台湾・東海大学声楽科教授) 実行委員/出田敬三(熊本音楽短期大学)、松宮 敬(九州女子大学) 宮崎賢二(宮崎女子短期大学)、森園千広(鹿児島短期大学) コーディネーター/阿方 俊(ヤマハエレクトーンシティ音楽研究室室長) 主催/全日本電子楽器教育研究会・熊本音楽短期大学 |