第9回電子オルガンコンサート
日韓電子音楽と伝統舞踊の夕べ
盛大に終了しました。
今回で第9回目を迎える「電子オルガンコンサート」が平成14年6月21日(金)熊本県立劇場演劇ホールにおいて開催されました。第一部は研究テーマの一つである「管弦打楽器の融合」で、電子オルガン4台と管打楽器によるスクリャービン作曲の交響曲第2番第5楽章〈マエストーソ〉とバレエ音楽「白鳥の湖」第2幕より〈情景〉の2曲を、続いてこれもテーマの一つである「声との融合」でシェーンベルグ作曲のミュージカル「レ・ミゼラブル」のハイライトを、そして第2部では今年行われている日韓サッカーワールドカップを記念して先月5月に韓国・ソウル市で行われた「日韓電子音楽と伝統舞踊の夕べ」の日本での公演を韓国伝統舞踊の林 珥調氏、そして韓国電子オルガン界の第一人者嚴 眞瓊氏を招き、日本舞踊家・藤間豊大郎氏、そして電子オルガンの日野徳子(平成音楽大学音楽総合センター専任講師)の共演で、作曲家の出田敬三(平成音楽大学学長・教授)がこの公演のために書き下ろした新曲「電子オルガンのためのSAKURA」と日本の代表的な曲「さくら さくら」と韓国の代表的な曲「アリラン」の2曲を主題とした「電子オルガンのための連舞」などを披露しました。満員となった会場では、クラシック、ミュージカル、そして現代音楽と伝統舞踊という様々なジャンルの曲に酔いしれていました。
また、翌6月22日(土)には熊本市パレアホールにおいて、第6回電子オルガンワークショップin熊本が行われ、「日韓の音楽文化交流を通した電子オルガンの可能性を考える」をテーマに、これまでの研究成果の発表やまた、これからの電子オルガンを通しての音楽文化交流の可能性、在り方についてなどがディスカッションされました。
〜管弦打楽器との融合〜
・交響曲第2番 第5楽章マエストーソ/スクリャービン作曲
・バレエ音楽「白鳥の湖」第2幕より〈情景〉/チャイコフスキー作曲
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電子オルガン/
小佐々順子、齋藤里沙、高野亜衣子、折田絵美、
山ア由貴子、有馬佳寿美、渡邊加奈、川上裕美
管弦楽/平成音楽大学管弦楽団
指揮/山田隆彦
〜声との融合〜
ミュージカル「レ・ミゼラブル」ハイライト(C.M.シェーンベルグ作曲)
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エポニーヌ/春日信子 ファンティーヌ/桑原理恵
ジャベール・バルジャン/川畑 博
コゼット/板尾麻里子 マリウス/松尾秀幸
電子オルガン/
伊藤 愛、折田絵美、齋藤美希
渡邊加奈、長野亜矢、松井美里
合唱/平成音楽大学女声合唱団カンマーコール、平成音楽大学男声合唱団
打楽器/平成音楽大学パーカッションセクション
指揮・演出/出田敬三
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司会の江越哲也氏(左)と 阿方 俊氏(ヤマハエレクトーン音楽研究室長) |
休憩時にはロビーにて木管三重奏の演奏 |
「日韓電子音楽と伝統舞踊の融合」
・神舞(嚴 眞瓊作曲)
韓国伝統舞踊/林 珥調、電子オルガン/嚴 眞瓊
〈日韓サッカーワールドカップ記念〉
電子オルガンのための連作
・電子オルガンのための「SAKURA」(日本初演)/出田敬三作曲
日本舞踊/藤間豊大郎、電子オルガン/日野徳子
・電子オルガンのための「アリラン」(日本初演)/嚴 眞瓊作曲
韓国伝統舞踊/林 珥調、電子オルガン/嚴 眞瓊
・2台の電子オルガンのための「連舞」(日本初演)/出田敬三作曲
韓国伝統舞踊/林 珥調、日本舞踊/藤間豊大郎
電子オルガン/嚴 眞瓊、日野徳子
日本舞踊監修/藤間富士齋
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第9回電子オルガンコンサート 音楽監督/出田敬三 (プロデュース、指揮) |
第6回電子オルガンワークショップin熊本
2002.6.22
熊本県民交流館パレアホール
パネラー: 出田 敬三(作曲家・指揮者/平成音楽大学学長・教授) 佐藤 克明(音楽評論家/芸団協専門研究員) 宮田 武久(熊本オペラ芸術協会会員・相談役/平成音楽大学教授) 多田佳世子(和歌山ふるさとオペラ代表) 森 完次(全日本電子楽器教育研究会事務局長) 司 会:阿方 俊(ヤマハエレクトーン音楽研究室長 |