
氏 名 : 渡辺 学
職 名 : 教授
担当コース : 音楽教育
担当授業名 : 音楽教育演習 I 〜 IV 、音楽教育学、音楽科教育法
プロフィール
東京都出身。東京都立立川高等学校卒業。東京学芸大学音楽科卒業。全学芸術書道専攻科
修了。
卒業とともに作曲同人「土の会」を結成し、室内楽、声楽曲を中心に創作活動。同時に都内の中学、小学校に勤務。昭和51年より熊本大学教育学部に赴任。学
生とともにミュージカル制作など、創造を核とする音楽教育を推進。現在に至る。
コメント
音楽教育をめざすコースです。良い教育者になるには、まず人間的に豊かな成長でしょ
うが、なによりも「音楽」に深い造詣を持つことが必要です。
そのためには「うた」や「がっき」による演奏、かんたんな曲を作ること、それに「きくこと」などについて心から楽しめるようになることが必要でしょう。
それにはあまり難しい曲と格闘するよりも、やさしく無理のない、しかもいつの間にか基礎が身についている・・・といった曲(やさしいからこそ、それを"音
楽的に"楽しく演奏するのは難しいとも言えます)、つまり良い教材を見つけることがとても大切です。将来、教えるようになるであろう子どもたちのためにで
す。
平成音楽大学では、オルフの楽器を使ってアンサンブルをします。木琴や鉄琴その他のラテン打楽器やリコーダー、それに踊りも加えてするオルフ=シュール
ベルク(子どものための音楽)ですが、それは即興演奏、音楽劇へと発展していきます。
これまでの日本の学校音楽での合奏とはまた違った響きの美しさを体験して癒されることでしょう。それというのもオルフ(ドイツの作曲家
1895~1982)が世界各地の民族楽器からヒントを得て作った楽器と、ヨーロッパに古くからあるリコーダーによるアンサンブルだからでしょう。民族音
楽やその楽器について調べたり、手造り楽器による即興、環境音楽などへと夢は拡がります。
平成音楽大学附属音楽療法情報センター長