氏    名 : 竹内貞一

 職   名 : 専任講師

 担当コース : 音楽療法コース

 担当授業名 : 音楽心理学、音楽療法臨床論、音楽教育演習(音楽療法)I 〜 IV、音楽療法実習指導、臨床心理学




プロフィール
東京都出身
東京都立南多摩高等学校卒業
東京学芸大学教育学部D類音楽科管弦打楽器専攻(フルート)卒業
東京学芸大学大学院教育学研究科音楽教育専攻音楽科教育講座修士課程修了
早稲田大学大学院文学研究科心理学専攻修士課程修了
学位:教育学修士、文学修士(心理学)

早大大学院在学中から埼玉県立小児医療センターの非常勤心理士として児童臨床に携わり、東京都内の障害者福祉センターや埼玉県内の保健所等でも心理相談、 発達相談に従事。
2001年、平成音楽大学の開学に合わせて専任講師として着任。
その後、熊本県スクールカウンセラー、熊本県教育相談専門員も務め現在に至る。

主な研究テーマ:抑うつ気分と音楽の関係、小児精神保健、幼児・児童の音楽教育

コメント
音楽療法コースでは、学生達が日々懸命に研究・訓練に励んでいます。学びのキーワード は「将 来出会うクライエントの為に」です。音楽療法はセラピストの自己満足ではなく、クライエント(対象者)を中心に物事を考え、自分の持てる力を誠実に提供す ることが大切です。それが「人を支える」仕事の本質であると私は考えます。
「音楽療法」は多方面から注目されるようになりましたが、医療・福祉・教育の分野でさらに広がっていくために、音楽療法士は音楽を用いる治療者としてのア イデンティティを明確にする一方、対象範囲の広さに対応して、多彩な臨床技術・知識を身につけている必要があります。ですから音楽療法士を志す学生には真 剣で誠実な学びが求められます。
音楽療法士を養成する上で「音楽技術」「臨床知識」「人間性」の各点の成長は特に重要であると思います。それらは、単なる指先のテクニックではなく「ここ ろに届く」音づくりや、音・音楽を感じるこころの成長、クライエントの状態を見極めてgood-enoughな臨床援助が出来るだけの対象理解力と洞察力 の成 長、そして「人を支える」事に対する誠実で真摯な使命感の成長であると言い換えられます。どれも大学4年間だけで完成するものではなく、臨床に携わる間は 常に 追い求めなければならない事ばかりです。容易いことではありませんが、真の臨床家が育つことを期待して、学生と共に私自身も研鑽を積んでいるところです。

学生相談室・学生相談員(カウンセラー)
平成音楽大学附属音楽療法情報センター・専門員