氏   名 : 藤田 泉

  職   名 : 専任講師

  担当コース : 一般教養、教職課程

  担当授業名 : 教育学、教育原理





プロフィール: 
愛知県出身。
福岡県立筑紫丘高校卒業
九州大学教育学部卒業
九州大学大学院教育学研究科修士課程教育学専攻(西洋教育史)修了後、
九州大学教育学部附属比較教育文化研究施設研究助手を経て、
中村学園大学・短大、筑紫女学園大学、熊本大学、福岡教育大学等で非常勤講師を勤める。
そのかたわら、居住する熊本で、子どもへの暴力を防止する市民運動に関わる。
特定非営利活動法人くまもと子どもの人権テーブル理事。

主な論文:「ハンス・リッヒャートにおける『ドイツ的教養の統一』−ワイマール期ドイツの中等学校改革の−原理としての−」(『九州大学教育学部附属比較教育文化研究施設紀要第40号』1989年)「世紀転換期ドイツ市民家庭の育児に関する−考察−子守女中(Kindermädchen)雇用を手がかりにして−」(『九州教育学会研究紀要第23巻』1995年)、「もうひとつのまなざし−近代教育思想における母性主義の系譜の解明に向けて−」(『平成音楽大学紀要第3号』2002年)など。

コメント:
 一般教養科目の教育学では、教育と教育学について、いくつかのテーマを取り上げて考えていきます。授業では、家族、子育て、就学前教育、学校教育、学校以外の場での学び、いじめや不登校など学校が抱えるさまざまな問題、学校での総合学習や環境学習などの新しい試み、諸外国や他民族の教育のあり方、教育の歴史など多岐にわたるテーマを用意しています。学生の皆さんには、その中から自分が興味を持ったものを選んで報告してもらう、という方法を取り入れて授業を運営していきます。「いずれ親になったとき、あるいは職場や地域で次の世代を育てる立場になったとき、自分の子育てや教育を、ちょっと離れたところから見つめ直す眼を持つこと」が、授業を通して皆さんに伝えたいことです。
 教職教養の教育原理では、将来中学・高校の音楽科教員をめざす人に向けて、教育学の基礎知識を伝えることを主眼に置いています。しかしながら基礎知識とはいっても、その領域は、教育の本質、学校教育の制度・目的・内容・方法、学校経営、教育の法と行財政、教師論など多岐にわたります。半期という限られた時間枠ですので、一つ一つの知識ではなく、近代教育学が積み上げてきた教育学のエッセンスをいかに分かりやすく伝えるかに力を注いでいます。

※ 学生相談担当教員の一人です。